uncle_pohの音楽覚書

音楽に関して考えたこと、感じたことを書きます

複数楽器を弾くことについて

 現在ピアノ、ヴァイオリン、チェロを並行して弾いている。将来的に多重録音でピアノトリオを演奏してみたいという野望があるからだ。

 複数楽器を弾くということに関してつらつらと書く。

 

 並行で弾いているとは書いたが、ピアノとヴァイオリンは先生についていない。チェロだけだ。ピアノは幼少期から習っていて、ある程度弾けるようになったので、今は現状維持程度。

 ヴァイオリンは10年くらい前に一度習っていたが、仕事が忙しくなりやめてしまった。進度はスズキの4巻くらい。ヴィヴァルディの協奏曲で行き詰まっていた。2019年にチェロを開始したのに少し遅れて、2020年から独学で再開。

 チェロは自己紹介にも書いたとおり、2019年に先生についた。

 

 複数楽器を弾くことについて、多少の後ろめたさがあった。一つの楽器を満足に弾けてもいないのに、他の楽器に手を出しても全部中途半端になるだけだと、心のどこかで思っているのだ。

 これは幼少期に、ピアノの他にヴァイオリンとか他の習い事もやりたいと言った時に母から言われた言葉が残っているのだろう。子供なんてのはその場で思ったことを言ってるだけだから、母の言うことも正しかったのかもしれない。

 今大人になって、単純に弾くこと(特に弦楽器)が楽しいので、複数楽器を弾くことに抵抗はなくなった。

 

 また、2020年から始めたTwitterでも、複数楽器をやる人がかなり多いということも背中を後押ししている。

 考えてみれば、バンドなどではギターとボーカルだったり、ベースとボーカル、キーボードも持ち替えでやる人もいる。弦楽器だって、昔はヴィオール属全部弾ける人もそれなりにいたとか。まぁ、その人達はプロだったらしいが。

 

 私は飽きっぽいので、日々の練習でも一つの楽器をずっとやっていると飽きたりする。そんな時は楽器を変えると、また集中できたりするのだ。

 弦楽器だと、チェロの技術がヴァイオリンにも使えりするので効率も良い。

 

 そんな訳で、今は割と気兼ねなく複数楽器を弾いている。下手だけど。

Twitterに練習動画をあげる理由

Twitter(@uncle_poh)にてチェロやヴァイオリン、ピアノの練習動画をあげている。その理由を書いておく。

 

・練習の記録

 自分の練習を客観的に見るのは、想像以上に勉強になる。良い演奏をしている人と自分のどこが違うのかは、特に弦楽器だと分かりやすい。構え方、弓の持ち方や左手の動き方などが、ピアノと比べると人による違いが大きいからだ。

 ただ、見るだけなら自分のデバイスの中に保存して見れば良い。ではなぜわざわざTwitterに上げるのか?

 

・見てもらえるという緊張感

 音楽というのは観客がいて初めて成り立つ。自分が演者であり同時に最初の観客ではあるが、より多くの人に聴いてもらってこそだ。

 人に聴いてもらうのは緊張するものだ。特に2020年からおいそれと演奏会ができなくなった。ステージにあがる緊張感を、完全ではないとはいえ録画でできるのはなかなか良い代替方法だ。何回も録画していると徐々に薄れていくが…

 

・曲の仕上げの区切り

 アップロードすることで、一つの区切りとすることができる。音楽には限りがないので、やろうと思えばいくらでも時間をかけて質を高めることができる。しかし、いつまでもその曲に拘っていては他の曲が弾けない。弾きたい曲はいっぱいあるので、あげてもいいなという演奏ができたらアップロードして一区切りとする。

 

・他の人の練習動画

 毎日楽器を弾いていると、多少のやる気アップダウンがある。そんな時も、他の人が練習している動画を見ると、自分も勝手にやる気になってくれる。負けず嫌いという面もある。

 少し話は逸れるが、インターネットがまだあまり普及していない頃、クラッシックのアマチュアの演奏なんてほぼ見ることなんてなかった。見られるのは発表会とか、プロの演奏会ばかり。だから、こんなに気軽に他人(特にアマチュア)の練習を見られるのは本当にありがたい。自分の動画見て気づかなくても、他人の動画で「あ、この前言われてた事ってこういうことだったんだ」と気付けたりする。

 

・他者の反応

 あげた動画にいいねがついたりするのは素直に嬉しい。但し、どんなに「いいね」がつこうともつかなかろうとも、その数字に一喜一憂せず淡々とやっていきたいものだ。難しいけど。

 たとえ一回も「いいね」されなくても、再生回数が自分以外の一回でもあれば、あげて良かったと思える。逆に自分以外誰も再生してくれなくなったら、その時はやめ時かもしれない。

 

・緩いバックアップ

 前に一度だけ、写真などを保存しているHDDが壊れたことがあった。幸いバックアップを取っていたので、データ消失は1ヶ月分くらいで済んだが、あれを思うとTwitterも一つのバックアップ先としていいかもと思っている。

 もちろんサービスがいつまで続くかも分からないので、あくまで緩い、練習動画のバックアップ。

 

・過去ログ漁り

 自分のツイートをじっくり見たことはあるだろうか。自分の興味あることしか呟いていないので、当然それなりに面白い。私の場合、練習動画をアップしているので自分の成長が分かる。

 アップする時点での最良のものをアップしているので、なかなかうまいじゃん、なんて自画自賛したりもする。なかなか楽しい。

 

Twitterである理由

 SNSは他にもInstagramTikTokFacebookなど色んなサービスがある。その中でTwitterを使う理由はいくつかある。

 一つはその性質だ。呟くというのは独り言を言う時に使う。まさに私は呟きたいのだ。他のSNSは人と繋がることを前提とした利用になっているが、私の場合他者と繋がる必要はそこまでなく、自分の独り言をもしよければ見てください、程度だ。その目的が非常にマッチしている。

 評価がいいねしかない点。YouTubeは低評価ボタンがある。私は再生回数が低すぎてつけられたことはないが、一つでもつけられたらそれなりに凹むだろう。自分がプロと比べたら圧倒的に下手なのは分かっている。でも他人からの低評価というのはやはり受けたくないものだ。Twitter社が低評価ボタンを検討しているというニュースがあった時は何故、と思ったが、現時点で実装されてないところを見ると反対意見が多かったからではないだろうか。このまま実装されないことを望む。

 タイムラインはすぐに流れてしまうのもいい。自分の練習動画には、見てほしいが一方で(下手なので)見て欲しくない、という矛盾した気持ちがある。しかし、プロフィール欄に行けば残っているので、自分で後から見られるのは便利だ。

 ほぼ匿名で使えるのも嬉しい。リアルの知り合いにはあまり見られたくないので、匿名というのは重要だ。匿名故に変なツイートやリプライが来たりすることもあるだろうが、私にはそこまでフォロワーがいないし、今のところメリットしかない。

 

つらつらとTwitterに動画をあげる理由を書いてみた。

変な改悪がなければしばらくは使い続けることと思う。低評価ボタンとかね。。

好きなアーティストと愛聴曲

好きな作曲家

ラヴェル

フォーレ

・バッハ

近代フランスが好きです。あと形式がかっちりしてるのも。

 

好きなピアニスト

アルゲリッチ:シューマン ソナタ2番、ラフマニノフ ピアノ協奏曲3番

・グールド:バッハ 平均律クラヴィーア曲集

・ロジェ:ラヴェル クープランの墓

アルゲリッチは母の影響、グールドは父の影響。素人が真似しちゃいけない二人!

ロジェは、大好きなラヴェルを素敵に弾いてくれるから好き。

 

好きなバイオリニスト

・藤川真弓:フランク バイオリンソナタ

シェリング:バッハ パルティータ3番

・ヒラリーハーン:シベリウス バイオリン協奏曲

次点でクライスラー。録音古すぎて分かりにくいけど。

藤川真弓のビブラートをチェロでやりたい!けどかけすぎになるんだろうか。

 

好きなチェリスト

・トルトゥリエ:メンデルスゾーン チェロソナタ2番

・カザルス:バッハ 無伴奏チェロ組曲

イッサーリス:エルガー  チェロ協奏曲

カザルスはお決まりのバッハ無伴奏からのパターン。みんな聞くの分かる…解釈とか結構独特な気がするけど。

トルトゥリエは一番のお気に入り。音がいい。

イッサーリスは存命のチェリストの中で好き。

 

好きな指揮者

デュトワ:ラヴェル マ・メール・ロワ

ワルター:ブラームス 交響曲4番

ムラヴィンスキー:ショスタコーヴィチ 交響曲12番

トスカニーニも好き。速い演奏が好きなんですわ。

デュトワは勿論ラヴェル。妖精の園が最高です。

 

好きな四重奏

・アルバンベルグ

・エマーソン

あんまり知らないのでこの2つだけ。

 

自己紹介

楽器弾くのが趣味のおじさん。最近チェロにハマり中。

・ピアノを幼少期から現在

コントラバスを大学時代

・バイオリンを大学卒業後不定期に

・チェロを2018年8月から

ちゃんと先生に習ったのはピアノを高校生くらいまで、チェロを現在進行形。ゆるっと好きなものを好きなだけ弾いています。

 

Twitterでは字数が足りないので、このブログを立ち上げました。

音楽に関する考えたこと、感じたことを書きます。

 

よろしくお願いします。